特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会

 

      

2023年度定例総会開催を 6月13日(火)に開催しました

 

asca総会に際しての理事長あいさつ

 はじまりは「市コン!」、大田市場のセリ場をステージに変えて、ニューヨークシンフォニックアンサンブルのクラシック演奏会を敢行しました。入場無料、3000人のお客さまが普段は威勢の良いセリの掛け声が響く大田市場の広い空間に流れる典雅な調べに耳を傾けました。こんなコンサート、びっくりだけど…とってもいいね! 大田まちづくり芸術支援協会ascaは、まちづくりと芸術の出会いが豊かな地域社会をつくりだすと考え、トップアーチストたちがまちのなかで演奏やアートを披露、地域の方々に素晴らしい芸術に触れてもらう機会をつくりだしてきました。羽田空港格納庫や田園調布駅舎改築現場でのコンサート、まちをアートの舞台に変えた多摩川アートラインプロジェクト、公園予定地で開催したパブリックガーデンフェアなど、ユニークなアートイベントでまちの魅力をアピールできました。また地域に暮らす人たちこそが芸術の担い手となって活躍する場が大切とシティホールフライディコンサートや大田区アマチュア音楽祭のステージを作ってきました。1992年にスタートしたascaの地域メセナ活動で、大田区が楽しいまちに変わったよ…と言ってもらえたらうれしいですね。

 さて、2023年度の特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会総会が6月20日に当協会所在地のフォルティーノビル会議室にて開催されました。コロナ禍から抜けてようやく日常が戻ってきた今年、久々に顔をあわせてのあいさつにも笑顔が戻りました。会議は事務局からの事業・決算状況の報告、監査報告の後に、全員の拍手のうちに各議案が承認されました。会員のみなさまのご協力により滞りなく総会が終了できましたことを感謝申し上げます。議事のあとはいつもどおり会員のみなさまから近況や予定されているイベントの案内など今年もどうぞよろしくのお話しが続きました。ただ、コロナ禍で自粛期間のあいだの中断が再開できずにそのまま活動休止になりましたとのお話しもあって、時の経過をしみじみと感じさせられたところもあります。asca自身もメンバーの高齢化など課題もありますのでこれからどのように活動を継続、展開していくか立ち止まって見直す必要もあると考えるところです。ですが、それでもなお地域メセナ活動のさらなる可能性を求めて引き続き歩みを進めてまいります。会員のみなさま、そして地域のみなさまどうぞご協力をよろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会理事長 田中常雅

 

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