特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会

 

      

2019年度定例総会開催を 6月12日(水)に開催しました

 

asca総会に際してのごあいさつ

  特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会の活動に会員としてご協力をいただいている皆さまにこころより感謝を申し上げます。2018年度もみなさまのお力により充実した活動を進め多くの成果を上げることができました。そして迎えた2019年度はNPO法人大田まちづくり芸術支援協会の第20期の活動となります。そもそものスタートは1992年の「イチコン」でしたから誕生から数えると今年27歳を迎えたことになります。いよいよ働き盛りのときになったと考えようと思います。身近に優れた芸術活動があふれているまち、はじめから芸術への視点が組み込まれたまちづくりがあたりまえであるような都市のありかたを目指しての活動スタートでした。まちづくりと芸術活動を結びつける斬新なイベントを大田区で展開し、音楽やアートの世界に「まちづくりとのコラボレーション」に豊かな可能性があることを伝えたいと考えたのです。最初に手がけた「イチコン」やこれに続く格納庫コンサート、パブリックガーデンフェア、そして多摩川アートラインプロジェクトなどなど。asca初代事務局長だった稲森茂さんがきっかけを作ってくださった洗足池春宵の響も、まちづくり芸術活動支援の「思想」が生み出したすぐれた実践だったと思うところです。うれしいことにascaの初めの一歩が地域のさまざまな方に引き継がれ成長を続けています。また、さかさ川おいしいみち計画のように、道路設計スタートの時点から芸術活動を組み込んだ利用計画によってまちづくりが進められたケースも実現しました。これはascaひとりにとどまらず大田区において私たちが提唱しリードしてきたまちづくり芸術活動支援の試みが、まちにひろがっていった証しだと考えたいと思います。asca27年の活動によって、私たちの暮らす大田区がこころ豊かに過ごせる芸術のまちになった、そのようにひそかに自負しています。これもasca会員のみなさまが力をあわせてくださったおかげです。

 さて、これからのasca。来年はオリンピックイヤー、日本のアートシーンを世界にむかってアピールする好機です。創成期からのメンバーはすこし歳をとりましたが、ぜひ若い方々に加わっていただきascaのまちづくり芸術支援の活動を前に進めていきたいと願っています。世界から多くのお客さまを迎える羽田空港をはじめ、大田区の地の利を生かしてユニークなアートムーブメントを作り出していきましょう。ascaだからできること、この一年も会員のみなさまとともに一歩づつ歩みを進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会理事長 田中常雅

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