特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会

 

      

2020年度定例総会開催を 6月22日(月)に開催しました

asca会員のみなさまには書面で議決にご参加いただきました

 

asca総会に際しての理事長あいさつ

 

 

 特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会の活動に会員としてご協力をいただいている皆さまにこころより感謝を申し上げます。2020年度の定例総会は新型感染症拡大防止に協力するため、asca会員の皆さまにはご出席をいただくことなく書面により議事にご参加いただくこととなりました。こころよくご協力をいただき無事に議事が整いましたことをここにご報告申し上げます。

 本年は新型感染症の流行という予期せざる事態の下で、社会活動全体が自粛を余儀なくされることとなっています。このような世情のなかで「芸術」の役割とは何なのかという課題が私たちにつきつけられているように思います。表現の機会が失われたいまこそ、わたしたちは暮らしのなかに芸術が必要であると切実に感じています。芸術は、歌い、描き、踊り、語ることで文字を超えて直接にこころを伝えるちからがあります。そのための「場」を持つことがどんなに大切だったか… 自粛生活を意義あるものとしてくれる何かがあるとしたら、この認識であると思った次第です。ascaはこれまで、会員の皆さまからお預かりした資金をもとに「まちと芸術をむすびつける場」をつくりだそうと活動してまいりました。また、asca会員のみなさまにすぐれた芸術活動をご披露いただくことで「こころの豊かさを感じることができるまち」をつくってきたと考えています。ascaの活動はまだまだ途上にあります。芸術のかおりがくらしの中にあふれる豊かなまち、その理想の姿を実現するためにこれからも活動を進めてまいります。いまはちょっとだけ足踏みをしていますが、新型感染症の流行が終息したときには改めて初心にかえり「まちと芸術の出会い」を支える活動を展開してまいります。そのためにもasca会員の皆さまの一層のご協力とご活躍をお願いする次第です。

 オリンピックイヤーだったはずの2020年は図らずも来し方行く末を考え直す年となってしまいました。でも、これを奇貨としてascaのあたらしい未来を描いていく好機とすることができました。ascaだからできること、世界から多くのお客さまを迎える羽田空港をはじめ大田区の地の利を生かしたユニークなアートムーブメントをつくりだしていきましょう。この一年も会員のみなさまとともに一歩ずつ歩みを進めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

特定非営利活動法人大田まちづくり芸術支援協会理事長 田中常雅

 

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